ダウンタイムって実際どうなの?
「ダウンタイム」という言葉は、なんだか恐いと思ってしてしまう方も多いはず。でも、実はこれは単に「お肌の回復期間」のこと。誰にでも経験のある「かさぶた」ができて治るのと同じように、自然な回復過程なんです。お風呂は大丈夫?メイクはOK?など、術後も気になります。イボやほくろ除去のダウンタイムについて説明いたします!
知っておくべき3つのこと
ダウンタイムの実際、イボの場合
レーザー治療
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー、レーザーメスとも呼ばれます)は、皮膚の水分に反応してイボを蒸発させる治療法です。イボの大きさによって、レーザーを当てる深さが変わるため、ダウンタイムも変動します。
ダウンタイムの目安(1〜2mm程度のイボの場合)
術後1〜2日目:皮膚がじゅくじゅくした状態
・メイク不可
・シャワー可(医師の指示に従う)
3日目〜1週間:かさぶた形成期
・かさぶたが自然に剥がれるのを待つ
1〜2ヶ月:やけどのような赤み
・徐々に薄くなっていく
2〜3ヶ月:肌色が回復
・元の肌色に戻っていく
液体窒素治療
液体窒素を染み込ませた綿棒をイボに直接当てる治療法です。レーザーと比べて費用が抑えられ、ダウンタイムも短いのが特徴です。
ダウンタイムの目安
術後1〜2日:水疱形成期
・水疱を破らないよう注意
・保護テープで保護
3〜5日:かさぶた形成期
・自然に剥がれるのを待つ
・1〜2週間:完治まで徐々に通常の肌に回復
内服薬治療(ヨクイニン)
ハトムギの種子から作られる漢方薬で、新陳代謝を活発にしてイボを排出する働きがあります。
ダウンタイムなし
3〜6ヶ月の服用期間が一般的です。
単独での完治は難しく、他の治療法との併用が一般的です。
ダウンタイムの実際、ほくろの場合
切除縫合法(ほくろ)
メスでほくろを切除し、傷を縫い合わせる治療法です。保険適用となることが多いのが特徴です。
ダウンタイムの目安
術後1〜7日:抜糸まで
・絆創膏での保護が必要
・シャワー可(医師の指示に従う)
1〜2週間:傷口の安定期
・徐々に赤みが減少
1〜2ヶ月:傷跡の落ち着き
レーザー治療(ほくろ用Qスイッチ)
皮膚のメラニンに反応して破壊するレーザーで、平らなほくろの治療に適しています。
ダウンタイムの目安
術後1日:かさぶた形成
・絆創膏での保護推奨
1週間:かさぶた脱落期
・自然に剥がれるのを待つ
2〜4週間:赤み期
・徐々に通常の肌色に回復
くり抜き法(ほくろ)
医療用パンチでほくろをくり抜くように切除する方法で、縫合は行いません。
ダウンタイムの目安
術後1週間:初期回復期
・医療用テープでの保護
・清潔な状態を保つ
2週間:肌の再生期
・新しい皮膚の形成
・徐々に色調が整う
治療法選択のポイント
1. 考慮すべき要素
・ほくろ・イボの大きさと形状
・部位(顔、体など)
・ご予算
・お仕事や予定との調整
・ご希望する仕上がり
2. 医師との相談で確認すること
・推奨される治療法とその理由
・具体的なダウンタイム期間
・起こりうる副作用
・治療回数の見込み
・費用の詳細
術後の過ごし方:あなたにできる3つのこと
1. 優しくケアする
皮膚を清潔を保つ、無理なこすり洗いなど、刺激を避けましょう。
2. 紫外線から守る
医師の指示に従った日焼け止めを使用し、
直射日光を避けるようにしましょう。
3. 前向きに過ごす
ダウンタイムはお肌が新しく生まれ変わる大切な期間です。
不安になることもありますが、焦らず、皮膚の回復を待ちましょう。
回復までの期間や治療回数は、状態や個人差にあることを理解してください。
不安がありましたら、医師にしっかり相談しましょう。
焦らず、ゆっくりと回復していく過程を大切にしてください。
さいごに:あなたの一歩を応援します
「取りたいけど、怖い...」その気持ち、とてもよく分かります。
でも、適切な知識で望めば、ダウンタイムは決して怖いものではありません。
多くの方が施術後に「もっと早く決断すれば良かった」と話されます。
あなたの気になるイボやほくろ、その悩みをいつまで抱えていますか?
まずは、信頼できる医師に相談してみましょう。
あなたのライフスタイルに合わせた、最適な治療法が必ず見つかるはずです。
この記事があなたの背中を押す、小さな一歩になれば幸いです。