顔にうっすら入っているだけで、一気に老けたような印象を与えてしまうのが、ほうれい線ですよね。
少しでも若々しくハリのある肌に見せるために、ほうれい線をキレイに消してしまいたいという人も多いのではないでしょうか?
ほうれい線を消すには様々な方法がありますが、一番お手軽にできるのがヒアルロン酸注射だといわれています。
そこで今回は、ほうれい線ヒアルロン酸注射に定評のあるエストクリニックの総院長 小平先生にお話をうかがいました。効果やメリットだけでなく、デメリットや副作用についても教えてもらいましたので、ほうれい線ヒアルロン酸注射が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ほうれい線を消すならヒアルロン酸注射がおすすめ
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線を消す方法のなかでも、
ヒアルロン酸注射は非常におすすめです。
メスを使うリフトアップ術とは違ってお手軽にできうるうえ、大掛かりな美容整形のような高額な費用も掛からずにでき、しかも注射したそばから効果を実感することができます。
メスで切開するリフトアップのような手術をすると、ダウンタイムがとても長くかかります。ダウンタイムが長くなれば、周りの人に気付かれたり日常生活への影響もあるでしょう。ヒアルロン酸注射では、そのようなリスクはありません。注射なのでダウンタイムはとても短く、傷跡が残ってしまうのでは?といった心配もありません。
また、手術に比べると非常に時間で施術が済む短ことも魅力です。もちろん技術は必要ですが、施術自体は注射をするだけなので、早ければほんの数分、長くても10分程度で終わってしまうため大変お手軽です。
注入後のケアも簡単で、定期的に経過を観察してメンテナンスをしていれば、ほうれい線のないハリのあるお肌を長期間キープすることができるため、アンチエイジング美容としてとても人気があります。
このように、非常にお手軽・簡単に受けて頂くことができて効果もすぐに実感できるという点で、ほうれい線へのヒアルロン酸注射はおすすめです。
ほうれい線ができてしまう原因
そもそも、この厄介なほうれい線はなぜできてしまうのでしょうか? その原因についても院長先生に教えてもらいました。
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線ができてしまう主な原因は、筋肉の衰え、コラーゲンの減少、骨格の歪みによる影響が代表的なものとして考えられています。それぞれについて詳しくみていきましょう。
コラーゲンの減少
ほうれい線の原因としてよく知られているのがコラーゲンの減少です。
肌のなかには真皮といわれる組織があり、そこにはヒアルロン酸だけでなくエラスチンやコラーゲンといった物質が、網目のような構造をつくって水分を保つ働きをしており、お肌に弾力やハリを与えています。
これが年齢とともに減っていくことで、肌が内側から弾力性をなくし、たるみやシワが生じやすくなって、ほうれい線ができてしまうのです。
筋肉の衰え
筋肉の衰えが原因になる場合もあります。筋肉は意識して鍛えないと年齢に応じて衰えてゆきます。
顔の表情筋が衰えてしまうと、ほほの皮膚を上に引っ張り上げる力が弱まります。結果として、ほほ全体が重力に負けてしたに垂れてたるみが生じ、ほうれい線ができてしまうことになります。
骨格
そのほかに、骨格の歪みもほうれい線の原因であるといわれています。顔骨格のバランスによって、ほうれい線ができやすくなる場合があるのです。
例えば、頬骨が高い顔や、顎の先が細く面長な骨格の人はほうれい線ができやすいといわれています。
また、姿勢が悪く常に猫背でいるなど体の骨格に歪みがある場合も、ほうれい線の原因になり得ると指摘されています。
ヒアルロン酸とは
では今度は、ほうれい線を消すために注入される、ヒアルロン酸について教えてください。
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸は、人間の体にとっては
潤滑油のような役割をする成分です。お肌にとって必要不可欠なのは、皮膚を構成する基本的な成分になっているためです。
ヒアルロン酸には驚くほどの保水力があり、1gで約6リットルの水を蓄えることができるといわれています。そのため、肌の細胞と細胞の間でクッションのような機能を発揮して、肌にハリを与えています。
ヒアルロン酸があるおかげで、セラミドやコラーゲンも本来の機能を発揮できるため、美肌を作るためにも理想的です。
潤滑油と呼ばれるのは、関節の軟骨成分としても含まれているからです。関節が硬い骨だけになっていると、金属が摩耗するのと同じで、次第にすり減ってしまうことになります。ヒアルロン酸が軟骨を構成しているおかげで、全身の体重を膝で支えながら、二足歩行を行うことができるわけです。
ヒアルロン酸の驚異的な保水力は、ハリのある若々しいお肌を維持するうえで非常に重要です。注射によって直接ヒアルロン酸を注入するという方法は、ほうれい線を消すうえでとても合理的かつ有効な手段なのです。
ほうれい線ヒアルロン酸注射の効果とその持続期間について
こうなると、ヒアルロン酸注射の効果が気になりますね。
実際、ほうれい線ヒアルロン酸注射にはどのような効果があってどのくらい持つものなのか、院長先生に詳しく解説して頂きましょう。
ほうれい線ヒアルロン酸注射の効果
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線へのヒアルロン酸注射の効果は、注射をするとすぐに現れます。注入されたヒアルロン酸が
皮膚の下で盛り上がり、くぼみを押し上げることでほうれい線が消え、シワのない若々しい感じに仕上がります。
ただし、このヒアルロン酸の効果はそのまま一生涯保たれるわけではありません。もともと体内に存在しているものですから、自然と吸収されて無くなってしまうのです。
注入したヒアルロン酸が吸収されてしまうまでの時間が効果の持続期間であるといえます。
ほうれい線ヒアルロン酸注射の効果持続
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸の効果が持続する期間は、だいたい半年~1年ほどです。
効果の持続期間には個人差がありますので、早ければ半年以内から、ほんの数ヶ月間で消えてしまう人もいますし、逆に長く続く場合は数年間持続する人もいるほどです。
効果が消えてしまった場合は、ヒアルロン酸を追加することが一般的です。2回目以降の注入については、注入したヒアルロン酸が体内に吸収されてしまう前に行うことが大切です。
追加注入を行うことで、またふっくらとした、ほうれい線のないハリのあるほほを保つことができます。
ほうれい線ヒアルロン酸注射の症例写真
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸注射の効果をご理解して頂くには、実際に見てもらうのが一番だと思いますので、参考までに当院で行ったほうれい線ヒアルロン酸注射の
症例写真をご紹介します。
ヒアルロン酸注射は打ってすぐに効果でてくるため、ゴマカシがききません。症例写真からリアルな効果の感覚をつかんで頂ければと思います。
●注射前
●注射後
ほうれい線を消すヒアルロン酸注射 適切な注入量は何ccくらい?
ヒアルロン酸注射はどのくらい打つと効果が得られるものなのでしょうか? 注入量についても伺いました。
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸を
最適な量で注入することは効果を得るためにとても重要なことです。
少な過ぎるとほうれい線は消せませんし、多過ぎると肌が不自然にデコボコしてしまったり、血管閉塞やしこりに繋がってしまうこともあるので注入量の判断は慎重に行う必要があります。
実際に注射するヒアルロン酸の量ですが、いほうれい線であれば0.3~0.5 cc、深いほうれい線で0.5~1.0ccほどのヒアルロン酸を注入する浅のが一般的です。主にシワの深さが注入量を左右しますが、使用するヒアルロン酸の種類によっても量が変化します。
ヒアルロン酸は同じメーカーのものであっても製剤にバリエーションがあるため、保水力や持続力、柔軟性など、製剤の特性によって量を調整します。
ほうれい線をヒアルロン酸注射で消すメリット
ここで改めて、ヒアルロン酸注射のメリットについて考えてみたいと思います。
先生にほうれい線をヒアルロン酸注射で消す際のメリットを教えていただきました。
即効性がある
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線へのヒアルロン酸注射のメリットとして、まず挙げたいのが
効果の即効性です。注射をしてほんの数分で、すぐに効果が現れます。
ほうれい線を消す方法は他にもありますが、すぐに効果が感じられる方法という点でいえば、ヒアルロン酸注射が一番かもしれません。注射してすぐに効果が得られるということは、それだけヒアルロン酸の浸透力や保湿力、保水力が優れているということです。皮膚に直接注射をする方法ならではのメリットといえるでしょう。
施術を行う時間も長くて10分程度ということもあり、非常に短時間で効果が得られてすべてが完了します。実際に効果があるのか、ないのかがシビアに求められる美容整形の世界だからこそ、患者様から大いに喜んで頂けるメリットだと思います。
手軽に受けられる
エストクリニック総院長 小平典弘
お手軽に施術を受けて頂けるという「ハードルの低さ」もほうれい線ヒアルロン酸注射の見逃せないメリットといえます。
注射なので施術時間は5~10分と、ほんの僅かな時間で完了してしまいます。切開をともなうリフトアップと違い、切ったり縫ったりする作業がないので非常にお手軽に施術を受けていただくことができます。施術が終わればメイクも可能です。ノーメイクにメガネや大きなマスクで顔を隠す必要もありません。
また、料金についてもお手軽であるといえます。切開するリフトアップ手術の相場が30万円前後であることを考えますと、その半分以下のリーズナブルなお値段で施術を受けることができる場合がほとんどですから、この点もヒアルロン酸注射のメリットであるといえるでしょう。
ダウンタイムがほとんど無い
エストクリニック総院長 小平典弘
ダウンタイムの短さもヒアルロン酸注射の大きなメリットです。
ヒアルロン酸を注射器によって注入するだけなので傷跡が残りません。注射痕だけですから、翌日か2日後には消えてしまいます。ごく希に、内出血が一週間~10日ほど現れたり、軽度の腫れが3~4日間ほど出る可能性もありますが、いずれも長期間続くことはありません。
たとえ内出血した場合でも、施術後にはすぐにメイクができるため、コンシーラーなどでカバーすることが可能です。
ヒアルロン酸を注入をした後、そのついでに買い物に行く人や、翌日に仕事に行かなければならない人が多くいらっしゃるのが現実ですから、その点を考えるとダウンタイムの短さというのは見逃せないメリットであるといえます。
ほうれい線をヒアルロン酸注射で消すときのデメリット・副作用
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線ヒアルロン酸注射にも、
デメリットや注意が必要な副作用はいくつかあります。
ヒアルロン酸注射を打つ前に知っておくべきデメリットと副作用についてご説明しますので、これから注射を受けてみたいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
内出血
ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸をごく少量づつ注射していくため、注入量が多い治療の場合、注射針を肌に指す回数も当然多くなってしまいます。
その場合、使用する注射針で皮膚の下にある血管を傷つけてしまう可能性も高くなり結果として、内出血が起こりやすくなります。
病院で採血をすると、注射針を刺したところがしばらくすると青く内出血することがありますが、それと同じようなことが起こることがあります。
傷ついたのが毛細血管であれば数日で消失しますが、動脈や静脈など太い血管が傷ついていると青黒い変色が消えずに痛みも伴ったりする場合があり周辺の皮膚組織が変色したりする症状がでてきますので注意が必要です。
内出血がなかなか治らない場合は、医師に相談することをおすすめします。
しこり
ヒアルロン酸の注入量を間違えたり、何度もヒアルロン酸注入を繰り返したりすると、しこりができる場合があります。
多くはヒアルロン酸が溶けなかったことによる副作用です。対処法としては、医療機関でヒアルロン酸を溶かす注射をして治療します。
使用するヒアルロン酸が安価で粗悪な製品だった場合でも同様にしこりのリスクがあります。粒子が粗くて硬いことなどからしこりができてしまい、注射した場所の周辺がデコボコして見た目にもかなり不自然な印象となってしまうので注意が必要です。
人によっては細菌に感染してしこりになり、腫れてしまうケースもありますので、早めに医師の診断を受けることが推奨されています。
効果の持続が永久ではない
使用するヒアルロン酸の種類や、注入した量によっては、思ったほどの効果が得られず、すぐにほうれい線が戻ってしまうことがあります。
ヒアルロン酸はいずれ吸収されていくものですが、きちんとしたヒアルロン酸を使って、ある程度の量を注入していれば、半年間程度は効果が持続するとみていいでしょう。
原因として考えられるのは、やはり注入量とヒアルロン酸の質です。費用の安さだけで安易にクリニックを選んでしまうと、使用される注入量が少なくヒアルロン酸の質が悪い場合があり、効果が持続せずにすぐ消えてしまいます。
一度の施術で長期間持続させたい方は、慎重にクリニックを選ぶことが重要です。
ほうれい線ヒアルロン酸注射にかかる料金
エストクリニック総院長 小平典弘
ほうれい線へのヒアルロン酸注射は保険適用外の
自由診療になるので、料金は各医療機関が自由に設定することになります。そのため、金額にも幅が生じます。さらに、
どんな品質のヒアルロン酸をどのくらい注入するかによっても、金額が大きく異なることになるので注意が必要です。
ヒアルロン酸注射の相場は、1㏄アンプル1本でおよそ3万円~8万円ほどとかなり幅があります。
クオリティの高いヒアルロン酸を使用するクリニックでは、相場より高額になる場合もあります。また、技術力が必要な処置にもなるため、対応する医師・クリニックの症例実績から技術料として料金に反映されることもあります。
どうしても費用は安く抑えたいと考えている方も多いと思います。安い料金でヒアルロン酸注射を受けるには、各クリニックが独自に行っている初回サービスキャンペーンやモニター料金を利用したり、クーポン、キャッシュバックサービスなどをうまく活用することで費用を抑えることができます。
安さばかりを追い求めてクリニックを選ぶのは危険です
エストクリニック総院長 小平典弘
確かに安い料金設定は魅力的ですが、
あまり安さだけを優先してしまうと、思わぬデメリットやリスクもつきまといます。
使用されるヒアルロン酸のメーカーによって品質も異なるため、粗悪で安全性が低く、効果の薄いヒアルロン酸が使われてしまいますと、施術後にすぐ効果が切れてしまったり、副作用による炎症やアレルギーなど様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
値段だけにとらわれすぎず、適正な相場をしっかり理解したうえで安心・安全なクリニックを選ぶようにしましょう。
ヒアルロン酸注射でよく使われるヒアルロン酸製剤の種類と特色
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸には様々なメーカーから多様なバリエーションで製剤が作られており、それぞれに個性をもっています。
医師はその効果や特性を熟知したうえで患者様に最適なヒアルロン酸をチョイスする必要があります。ここではほうれい線注射によく使用される代表的なヒアルロン酸についてご紹介いたします。
ジュビダーム
アラガン社独自の技術をもちいて製造されている「ジュビダーム」シリーズは、ほうれい線ヒアルロン酸注射によく使われる人気のヒアルロン酸です。
なかでもジュビダームビスタウルトラは、日本国内で初めて厚生労働省の承認を受けた、安全性と品質の高いヒアルロン酸です。特徴は持続性があり滑らかでで、ほうれい線だけでなくマリオネットライン、あごのシワ改善などにも最適です。酵素分解されにくい3Dマトリックス構造になっているため分解・分散しにくく、美しく仕上がりがります。
また、優れた凝集性があるので美しい仕上がりを長くキープすることが可能です。ジュビダームビスタウルトラの治療効果は、臨床試験によって長期間続くことが証明されており、約7割近い患者(被試験者)が12ヶ月以上にわたり効果を実感し続けています。
テオシアル
テオシアルとは現在世界シェアでトップ3に入るスイス製のヒアルロン酸注入剤で、体内にある天然のヒアルロン酸に非常に近いジェル状をしています。
これにより皮膚の動きに適応した自然な皮膚構成を保つことができるため、注入部位がしこりになりにくく、効果の持続性が高いという特徴があります。
また、テオシアルのヒアルロン酸は、ヒトに対して病原性を持たない非動物性の製品ですので、注射前のアレルギーテストが不要とされています。
赤みや腫れの原因となるタンパク質量も極めて少なく、副作用を起こしにくいので安心という点もその特徴の1つです。麻酔配合で痛みが少ないので、当日から化粧をして帰宅し、洗顔や入浴をすることも可能です。
スタイレージ
スタイレージはフランスのVivacy社が製造している注入用のヒアルロン酸製剤です。
製品名は「Style your Age」、年齢をスタイルする、デザインする、整えるという意味からきています。
スタイレージの主な特徴としては非動物性、革新的構造の単相ジェル、抗酸化剤配合である点があげられ、第三世代のヒアルロン酸と呼ばれています。革新的構造の単相ジェルとは、簡単にいうと、効果が非常に長持ちするということです。
抗酸化剤配合なのでフリーラジカルを無毒化すると同時に、ヒアルロン酸構造の維持に役立ち、ヒアルロン酸が分散しにくくなるため、効果の長期間持続が見込めます。
リバネッセ
ヒアルロン酸のなかでもほうれい線のケアに使用されることが多いリバネッセは、高い保水力と効果の長期持続が特徴です。
リバネッセは従来のヒアルロン酸と比べて高い濃度を誇るため、保水力に優れています。この保水力はそのまま効果の持続力にもつながります。
すぐに吸収されて水分を失ってしまうタイプのヒアルロン酸だと、効果を維持する目的で頻繁に注射を打たなくてはいけませんが、リバネッセは持ちがいいので追加注射の回数も少なくて済みます。
また、粘性が低くて柔らかいのもリバネッセの特徴です。これにより、深いほうれい線を消す場合でも使いやすく、しこりなどにもなりにくいため美しい仕上がりが期待できます。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射で起こり得る失敗について
ヒアルロン酸注射でも失敗のリスクはきになるところですよね。
よくある失敗にはどのような例があるのか、回避する方法はないかなどについて、教えていただきました。
注入するヒアルロン酸の量を間違えてほうれい線が消えない
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸注射は、
注入量を間違えると失敗が起こりやすくなります。注入するヒアルロン酸の量が成功と失敗の分かれ道になってきます。
ヒアルロン酸の注入量が少ない場合は、ほうれい線を消す効果があまり得られません。ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸で皮膚にハリをもたらし、ほうれい線を目立たなくさせるのが目的です。ハリをもたらす成分量が少なければ、変化がほとんど得られずに無駄な施術になってしまいます。
に注入量が多すぎれば仕上がりがとても不自然になります。逆ハリが強すぎて、表面がデコボコになってしまうのです。
また、ほうれい線は左右に1本ずつあるものですが、左右均等の深さで入ってるとは限りません。左右のバランスを見て量を調整せず、機械的に同じ量を注射してしまうと、顔が非対称になりすぎて表情に違和感や不自然さが生じるなどの失敗が起こりがちです。
注入するヒアルロン酸の量が少ない場合でも多い場合でも、失敗するリスクがあることを忘れないようにし、経験や技術のしっかりした医師に施術をしてもらうことが大切です。
打つ場所がずれてデコボコに
エストクリニック総院長 小平典弘
ヒアルロン酸に限らず、注射を打つ場合に起こりやすいのが、
針を入れる位置のずれ、深さ・浅さなどの調整ミスです。ヒアルロン酸注射も、どの位置に打つかがとても重要になってきます。
打つ場所によっては注意が必要ですし、注射するときの深さや浅さで、仕上がりの見た目や効果の持続性が変わってしまうからです。
ほうれい線の溝がどのくらい深いかにもよりますが、基本的にヒアルロン酸は真皮の深層に注入する必要があります。浅すぎるところに注入してしまうと、膨らみすぎたりデコボコになってしまいます。しかし逆に、注射する場所が深すぎてもダメで、効果が適切に表れなくなってしまうことがあります。
ヒアルロン酸注射にもメリット・デメリットはありますが、これは注射をする医師の技術にもかかっています。そのため、大切な顔の施術を依頼する以上は、施術件数の多い医師・または評判の良い医師に施術してもらうことが大切です。
皮膚組織の壊死
エストクリニック総院長 小平典弘
あまり頻繁には起こりませんが、皮膚組織の壊死は、ほうれい線へのヒアルロン酸注射で失敗するケースのなかで
最も肉体的負担が重い失敗といえるでしょう。
発生頻度は極めて低いので過剰に心配する必要もありませんが、担当医師の注射技術と顔面を走る血管への知識が未熟ですと、起きてしまう可能性は否めません。
この失敗は、ほうれい線に注入したヒアルロン酸が誤って血管内に入ってしまい、小鼻の下にある動脈を塞ぐことで起こります。動脈が塞がることで小鼻付近の血管が詰まると血行障害が起こり、組織に酸素や栄養が行き届かず、皮膚の壊死に繋がってしまうのです。
また、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、効果を維持するために複数回注射を行うことがありますが、同じポイントへ何度も繰り返しヒアルロン酸を注入してしまうと、血管が徐々につぶれて血行障害から組織壊死へと繋がることもあるため、ヒアルロン酸の入れすぎには注意が必要です。
ほうれい線ヒアルロン酸注射 まとめ
以上ように、ほうれい線を消す方法としてのヒアルロン酸注射には、多くのメリットと確実性の高い効果があることが、お分かりいただけたかと思います。
クリニック選びを慎重に行い、効果を持続させることをを忘れなければ、安全かつリーズナブルに、ほうれい線の消えた若々しいお肌を維持することができます。
手軽に試すことができるアンチエイジングとして本当に素晴らしい方法だと思いますので、ほうれい線が気になっている方は、ぜひお気軽にクリニックに相談してみてください!
エストクリニック横浜院のほうれい線ヒアルロン酸注射
取材協力・監修
医院名 |
エストクリニック横浜院 |
住所 |
神奈川県横浜市西区北幸1-5-5小池ビル3F |
最寄り駅 |
JR東海道本線(東京~熱海) 横浜駅 |