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さくら美容整形クリニック 院長
田崎治子 先生
さくら美容整形クリニック、院長の田崎です。
目を大きくする整形は季節を問わず大変人気があり、多くの患者様がカウンセリングにいらっしゃいます。相談をされる患者様のなかには、目を大きくする整形を受けるにしても、どの整形術にすればいいのか分からない、という方も少なくありません。
どの整形術を選択すればいいのかは、その方の目の形やお悩みの内容、理想形(どんな目にしたいのか)によっても変わってきます。
目を大きくしたいという方にもいくつかパターンがございますので、パターン別にどのような整形術が適しているのか、分かりやすくご説明したいと思います。
目を大きく整形して二重にもなりたい方には目頭切開術
目を大きくしたいという方や、華やかな目元を希望する方には、目頭切開法(目頭に張り出している"蒙古ひだ"と呼ばれる皮膚を取り除き、隠れていた部分を露出させることで目を大きくする方法)が適しているといえます。
目頭切開法は、z法やw法といわれる特殊な縫合により、蒙古ひだを取り除いた跡の傷が目立たないので、より自然な仕上がりになります。
リバウンドを起こしにくく、目頭に丸みを帯びさせることもできるため、目を大きくしながらもソフトな印象を演出することが可能です。
日本人に多い蒙古ひだを取り除くことで、目と目が離れて見えたり、つり目のように見える原因も解消できます。
二重にしたい方は、蒙古ひだを取り除くのと同時に、二重術と組み合わせるとより効果的です。二重のラインがつくりやすく、相乗効果によりさらに目を大きく見せることができます。
目頭切開をして蒙古ひだを取り除くメリットは大きく分けて3つあります。
目頭切開のメリット① 目が大きくみえる
目頭を覆うようにある蒙古ひだを取り除くことで、露出している目の横幅が広くなり、その分大きな目に見えます。
目頭切開のメリット② 鼻筋が通って見える
目頭を覆っていた部分がなくなってすっきりすることと、左右の目の見かけの距離が縮まることで、鼻筋が通ったメリハリのある顔になります。
目頭の距離が遠いと黄色人種に多い凹凸に欠ける平べったい顔に見えますが、目頭が近づくことで顔に対する全体のイメージがコンパクトになるため、鼻筋が通って鼻が高くなったような印象になるのです。
目頭切開のメリット③ 末広型の二重が平行型になる
蒙古ひだを取り除くことで、末広型が平行型に近づきます。
末広二重の方は、もともと二重のラインが入っているところに蒙古ひだが張り出しているため、目頭ではラインが重なってしまっていることが多いのです。
目頭切開によって蒙古ひだがなくなると、二重のラインの重なりがなくなるので、外国人のようなキレイな平行二重になります。二重の幅も末広二重のときより幅が広く見える効果もあります。
モデルや女優のような大きな黒目に!目元を華やかにする整形術
日本人の黒目の大きさは、多少の個人差はありますが11~12mmくらいが一般的です。
個人差はありますが、ほとんどの場合、目の大きさや眼球のサイズはそれほど変わりません。
黒目を簡単に大きく見せる方法としては、カラーコンタクトがあります。これを使えば、黒目を大きく見せることが可能です。
では、モデルさんや女優さんのような目力があり、印象的な目元にするための方法は何があるのでしょうか?
方法その1 挙筋前転で目の露出を大きくする
まぶたや目頭・目尻など目の周囲の組織が張り出している方は、本来の目が上下左右の全方向から隠されてしまって、目の露出が減って目が小さく見えてしまいます。
本来の眼球の大きさが隠されてしまうと、せっかくの目が小さく見えてしまい損をしてしまいます。
挙筋前転で露出を大きく見せたり、目頭切開で隠されていた目の露出を改善することによって目元を大きく見せることが可能です。
方法その2 ヒアルロン酸注射で涙袋をつくって目をより大きく見せる
目の上だけでなく、目の下に涙袋のラインが出ると、さらに目が大きく見えますね。若々しく、明るい表情になります。
涙袋をつくって目を大きく見せる整形にはヒアルロン酸注入が適しています。目が大きく見えるだけではなく、優しい印象にもなります。
開けづらい上まぶたや眠そうな瞳が悩みの方~眼瞼下垂の治療~
目を大きく整形したい方のなかには、まぶたが開けづらいという症状にお悩みの方や、まぶたが垂れ下がって眠そうに見られてしまって困っている方がいらっしゃいます。
これらの症状は、眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼ばれるものである場合が多く、整形術によって治療することができます。まぶたを開けやすくなるので、治療前よりも目を大きく見せることができます。
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが開けづらくなる症状をいいます。先天性のものや、眼筋疾患、コンタクトレンズの長期間使用、加齢によるたるみなど、さまざまな理由で起こります。
主に、眼瞼挙筋という筋肉の働きが弱くなるために、上まぶたの開きが悪くなります。二重の幅が広くなったり、まぶたのラインが多くなり三重になったりします。また、無理にまぶたを開こうとするため、額にシワがよる原因にもなります。
このような症状は見た目が老けて見えるなど、美容的な問題だけでなく、視野障害や肩こりなど健康面の問題も引き起こす要因となります。
眼瞼下垂の治療を行うことで、上まぶたのたるみが解消するので、若々しく見えます。 美容面だけではなく、目が大きく見開かれて黒目がしっかり見えますので、視界も良好になります。無理に目を開けようとして負担がかかっていた肩もラクになるので、肩こりも解消します。
眼瞼下垂を治療する整形術(挙筋前転、挙筋短縮、筋膜移植)
眼瞼下垂の治療法としてよく用いられる代表的な整形術に挙筋前転、挙筋短縮、筋膜移植の3つがあります。
挙筋前転とは、瞼を持ち上げる筋肉と瞼のなかにある瞼板とを繋ぐ挙筋腱膜を瞼板に再度固定することで、筋肉を傷つけることなく瞼が開くようになり症状の改善が期待できる術式です。
挙筋短縮とは、瞼の中にある瞼板と挙筋腱膜を切除したり重ね合わせるなどして全体を短く縮めて直接縫い合わせる術式であり、挙筋前転では改善が望めないような重度の眼瞼下垂にも効果があるとされています。
筋膜移植は、瞼にあるもともとの挙筋の機能が悪く挙筋短縮でも改善が望めない場合に行う術式で、自身の太ももやこめかみから採取した筋膜を瞼と眉毛の間に移植することで目を開く力をサポートして症状を改善させる術式になります。
挙筋前転・挙筋短縮・筋膜移植など、その方に適している方法についてのより細かいお話しや、お悩みを解決するにはどうすればいいかにつきましては、当院のカウンセリングで詳しくご説明いたします。
その他の目を大きくする整形術
その他に、手軽さを第一に考えた目を大きく見せるプチ整形や、厚ぼったいまぶたにお悩みの方、目尻がつりあがっていてキツい印象になってしまうのが悩みの方に適した整形術もございますので、それぞれについてご紹介します。
埋没法
痛みや腫れが少なく、短時間かつ低料金。二重の『埋没法』は、美容整形の中でも最も手軽なプチ整形です。手術は、髪の毛より細い特殊な糸を使って、2点留めるだけで済みます。
施術時間は、両目合わせてわずか10分程度で終了します。麻酔をするので術中の痛みは少なく、メスを使わないので術後の腫れも少なく、手術当日から洗顔もシャワーもOKです。
縫い留めてあるだけなので、万が一仕上がりが気に入らない場合は、元に戻すことも可能です。
プチ整形なので切る手術と比べれば戻りやすさはありますが、技術力のある医師であればしっかり効果が出て長持ちします。
まずは切らない手術をやってみて、もっとしっかりやりたいと思う方は、切る手術(切開術)を考えてみるとよいでしょう。
注意点としましては、コンタクトレンズをしている人の場合、手術直後のレンズ使用は避け、3日目以降に着用するようにしましょう。
脱脂法
脱脂法は、厚ぼったいまぶたの原因である余分な脂肪を取り除き、スッキリとしたキレイな目元を演出することができるという整形術です。
上まぶたの余分な脂肪を切らずに取ることができ、スッキリとした目元になれます。二重にしたくない方でも受けることができます。今のままの目で脂肪だけ取り、腫れぼったさを解消することできる手術です。
脱脂法の所要時間は40分前後で入院の必要はありません。日帰りで手術を行って帰宅することができます。
脱脂法で厚ぼったいまぶたの脂肪を取り除き、スリムなまぶたでスッキリとした目にするだけでなく、同時に二重も強調したいという方は、埋没法と一緒にするとより効果的です。
脱脂法のダウンタイムは短く、術後約1~2日は腫れもしくは浮腫みが生じる程度です。脱脂法では切らないため抜糸は行いません。重いダウンタイムを避けたい方にもおすすめの方法といえます。
切開法
腫れぼったい目の原因となる目の上の脂肪も取り払うことができ、なおかつ理想的な二重まぶたを手に入れることができるのが切開法です。
二重にするための外科手術の方法としては、切開法と埋没法の大きく二つに分けられますが、まぶたが厚くて埋没法が向いてない人や、手術した二重が取れるのを心配する人、まぶたのたるみも改善したい人には切開法が向いています。
切開と聞くと、メスを入れるためどうしても長時間の手術と思われがちですが、それほど長くはかかりません。余分な脂肪を取り除いたあと、縫い合わせれば完了しますので、実際の所要時間は40分~1時間程度です。
強い痛みを伴いそうなイメージを持たれる方も多いのですが、しっかりと麻酔を施すので心配ありません。ほとんど痛みを感じずに済みます。
また、一重に戻ってしまう心配もありません。皮膚を切開して強固な二重を作るため、永久的な効果の持続が期待できます。
まぶたの余分な脂肪も除去することができるため、パッチリと開かれていて、深くてはっきりとした二重のラインが入った理想の目に近づくことができ、優しい印象に生まれ変わます。
二重切開のダウンタイムは、メスを入れることになるため少し長めにはなりますが、実際にはそれほど深く広くメスを入れるわけではないですし、技術の発達により、患者様に及ぶ負担も非常に小さくなってきています。
術後1~2日経てばほとんど痛みは感じなくなります。目元を濡らさないように気をつければ、シャワーは翌日からでも浴びられます。
10日~2週間も経過しますと、激しい運動もできるようになるなど、普段と変わらなくなります。傷口もだいぶ回復して腫れもおさまり、内出血もほとんど目立たなくなって、かなり自然な状態になるでしょう。
目尻切開
目が細く小さいと、どうしてもキツい印象になりますよね。また目尻からこめかみまでの間隔が長いと、肌面積が広く、顔が大きく見えがちです。
そこで、『目尻切開』。目尻を少し切開するだけで、切れ長で大きな目を作り出し、顔全体のバランスも整えます。細くキツかった目もやさしい印象に変わります。
術後1~2日は切開した箇所にやや腫れと痛みがありますが、アイシングで緩和できます。施術部周辺が内出血する場合がありますが、数日で引いていきます。
術後5日~1週間になると切開した箇所が再生しており、抜糸を行うタイミングになります。まだ多少の腫れや内出血が続いている状態ですが、自然に消えていくものなので特に心配はいりません。
術後10日~2週間で内出血は完治して、痛みも違和感もなくなるでしょう。基本的に目尻切開で2週間以上も重いダウンタイムが続くことはほぼありません。
目を大きくする整形 症例写真のご紹介
術式の説明だけではなかなかイメージが湧かないと思いますので、ここで当院で目を大きくする整形術を受けられた患者様の症例写真をご紹介しようと思います。
手術前と後の写真を見比べることで、どのくらい整形で目が大きくなったのかをしっかりと確認していただくことができますね。
写真の患者様は、20代の女性の方です。目を大きくするために、二重切開術を行いました。
同時に、まぶたが少し厚ぼったい印象でしたので脱脂法で脂肪を除去。目の横幅を広げて大きくするために、目頭切開で蒙古ひだを切除しました。
<Before> 術前(二重切開術・脱脂法・目頭切開)
<After> 術後3ヶ月(二重切開術・脱脂法・目頭切開)
いかがでしょうか?
術前よりも明らかに目が大きくなっていることがお分かり頂けると思います。まぶたの脂肪がとれてスッキリし、二重になったことで印象的な目元になっていると思います。目を大きくする整形 まとめ
結局自分の目には何が合っているのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は、クリニックが行っている無料カウンセリングを利用してみると良いと思います。自分に合った治療法や理想のラインについてより具体的に知ることができます。詳しく説明を受けたあとゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
また会社や学校などでダウンタイムが取れない方には、片目だけ手術して眼帯をして隠しておいて、腫れが引いた後にもう片方の目の手術をすると負担が少ないと思います。
まずは、お近くのクリニック等へ気軽に相談してみてください。目・二重の整形のおすすめ美容整形外科
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