シミを消すために、さまざまな基礎化粧品を試している方も多いでしょう。でも体の外側からだけでは、シミ消しとして不十分です。そこで今回は、シミを消すのに効果的な食べ物を3つご紹介しますので、なかなか消えないシミにお悩みの方は今日からこれらの食べ物を食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ビタミンCが豊富な「イチゴ」
ビタミンCには、シミの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ働きや、肌の老化を引き起こす活性酸素を取り除く働きがあります。そのため、美白を叶えるためには摂っておきたい成分のひとつといえるでしょう。
ビタミンCを豊富に含む食べ物としておすすめしたいのがイチゴです。実は、レモンよりも多くのビタミンCを含んでいるのです。さらに、活性酸素の働きを抑えるポリフェノールも含まれているので、より強力な抗酸化作用が期待できます。
ビタミンCを摂る際は、一度の食事で一気に摂るのではなくこまめに補うようにしましょう。なぜなら、水溶性という性質のため体から排出されやすいからです。一日に必要なビタミンCを補うには、イチゴを5~6個食べると良いとされています。朝昼に分けて食べる、足りない分は夜にビタミンCを多く含むローズヒップティーを飲むなどの方法で摂るようにしてみてはいかがでしょうか。
高機能食材「トマト」
トマトにはビタミンCやビタミンEなどの成分が含まれていますが、特に注目していただきたい成分としてリコピンがあげられます。抗酸化作用が優れているため高い美白効果が期待できるリコピン。そのパワーは、ビタミンEの約100倍の抗酸化力といわれるほど。さらに、コラーゲンの減少を抑えるためシワを作りにくくする効果も期待できるのです。
1日に摂取するリコピン量の目安としては、大きめのトマト2個分です。
リコピンは脂溶性のため、生のトマトをそのままで食べるのではなくサラダなどに加えてドレッシングをかけて食べるようにしましょう。ただ、毎日これだけの量を食べるのは大変ですよね。そんな場合は、トマトジュースがおすすめです。たとえば、バスタイム後にトマトジュース200gを飲むだけならとても簡単。野菜ジュースよりも糖質が低いですし、さらに料理にも使えるのでインターネットでトマトジュースをまとめ買いしておくと便利ですよ。
β-カロテンを含む「ニンジン」
ニンジンには、同じ量のほうれん草やかぼちゃの2倍以上ものβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは抗酸化作用に加え、肌を健やかに保つビタミンAに変化してくれる特徴があります。
β-カロテンを十分に摂ることで、乾燥による肌トラブルも少なくなるでしょう。βカロテンもリコピンと同様に脂溶性です。そのため、生で食べるよりも加熱調理する方が吸収は良くなります。ただ、β-カロテン自体には摂取量の目安が存在していません。そこで、摂取量の目安があるビタミンAに換算してみると、1日につき100gのニンジンを食べることが望ましいといえるでしょう。ニンジンのきんぴら、コンソメを加えるだけのニンジンスープなどは簡単に作れるのでおすすめです。また、ニンジンとレモンを低速回転のジューサーにかけたジュースなら、加熱調理で壊れやすいビタミンCを壊さず摂ることができます。ジュースの材料は、ニンジン1本、水とレモン汁少々だけ。もし飲みにくい場合は、リンゴを1/2個加えてみましょう。
このように、意外にも身近な食材がシミを消す食べ物としてあげられるのです。スキンケア方法だけでなく食べ物の選び方や食べ方を工夫して、シミ消しに役立ててみてはいかがでしょうか。