「スキンケアは短時間でパパッと済ませることが多い」、「じっくりと時間をかけてスキンケアを行っている」などなど、人によってスキンケアの方法、特に化粧水の使い方・つけ方は異なります。
化粧水を素早くつけるスキンケアが正しいのか、はたまた、じっくり何度もつけてスキンケアした方が良いのか。さまざまな情報が錯綜しており、正直なところ何が正解なのか分からないという女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、何が正しいのかを見直しながら、化粧水をつける回数や時間について探っていきましょう。
1回じゃダメ!? 2回塗るのが基本と考えよう!
「たっぷりの量の化粧水を1回で浸透させているから大丈夫!」と思っている人も多いです。しかしこれはNGです。
たとえたっぷりの量の化粧水を肌に与えたとしても、肌に馴染むまでに時間がかかり蒸発してしまう量も増えます。しっかりとうるおいを与えたいのなら、化粧水は2回に分けて与えるようにしましょう。
化粧水2回づけのやり方
1回につきティースプーン1杯ほどを手に取り、両手にいったん馴染ませてから顔全体に広げます。そして、手のひら全体で顔を覆うようにハンドプレスしながら浸透させていきましょう。
このように回数を重ねることが、肌にうるおいを与えるうえで重要になってきます。
むやみに回数を増やせば良いワケではない!
「1回よりも2回のほうが良いなら、5回6回と回数を重ねて化粧水をつければもっと良いの!?」そんな風に考える方もいらっしゃることでしょう。
しかし、回数を重ねれば重ねるほど肌に良いワケではありません。というのも、肌の水分保水量には限りがあるので、ある程度浸透したらそれ以上化粧水を与えても肌の上で蒸発してしまうだけなのです。そのため、適度な回数に留めることが重要。
ただし、季節によって肌の状態は変わります。
「絶対に2回まで!」と回数を限定するのではなく、2回を基本としつつも、肌の状態を見ながら時に回数を「減らす」「増やす」などの柔軟性を身につけておくと良いでしょう。
浸透するまでの時間は30秒から1分!
1回目の化粧水が浸透したらすぐに2回目に取りかかりたくなりますよね。
しかし、ちょっとだけ我慢してください。
というのも、化粧水が浸透していくまでに30秒から1分ほどかかるといわれているため。さらに、ハンドプレスをしながらゆっくり30秒ほど待つことで、2回目の化粧水の量を調節することもできるようになりますよ。
じっくり時間をかけすぎるのもNG
化粧水が浸透するまでにはある程度の時間が必要ではありますが、じっくり時間をかけすぎるのもNGです。
時間をかけて化粧水をつけても、結局蒸発する水分が増えてしまうだけ。ある程度の時間をかけて化粧水をつけたら、手早く乳液やクリームで蓋をしましょう。
コットンパックやフェイスパックをするときにも同様のことがいえます。パックをする時間は、1回につき5分から10分ほどで十分です。
そして、パックが乾燥し始める前にケアを終わらせるようにしてください。
浸透率を高めるには化粧水を手のひらで温めよう!
化粧水の浸透率を高めるには「たっぷりと化粧水を使うと良い」などといわれていますが、実は化粧水を温めたほうが効果的です。
人肌程度の温度で十分なので、両手でいったん温めてから顔につけましょう。
手が冷たい人は一度手を温めてから肌に与えるのがおすすめ。じわ~っという温かい感覚もクセになりますよ。
化粧水のつけ方と回数 まとめ
基礎化粧品をしっかりと浸透させたいなら、回数と時間にこだわったスキンケア方法で浸透をサポートしてあげることが大切。
乾燥が気になるこれからの季節、これらの方法で肌にうるおいを与えてあげてくださいね。