鼻の形を気にしたり、鼻の高さにコンプレックスを抱いている人って多いですよね。特に日本人は外国人と比較すると鼻が低く、顔の印象が平たくなってしまいます。大ヒットした某温泉映画では、現代の日本人のことを”平たい顔族”と呼んでいましたが、このことからも、日本人の顔の平たさがよくわかります。
鼻は顔の中心にあり、目や口と同様に、顔の印象を分ける大切なパーツです。美人やイケメンと呼ばれる人は、鼻が小さく、そして鼻筋がスッと通っていて高い人が多いですよね?これは、鼻が美しい顔を形成するパーツとして、重要なポジションにあることを示しています。鼻のお悩みは大きく分けて、「形」と「高さ」の二つに分けられます。では、鼻にはどのような種類があり、どのぐらいの高さが理想なのでしょうか?
鼻の形の種類
団子鼻
鼻先が丸く大きく膨らんでいる鼻。日本人によく見られる形です。
わし鼻
横から見た鼻筋の中央が盛り上がっている鼻。おとぎ話に出てくる魔女のような印象を与える形です。
豚鼻(アップノーズ)
鼻の先端が上を向いていて、鼻の穴が正面から見えてしまう鼻。これも日本人に多く見られるようです。
段鼻
目頭の辺りの鼻筋がくぼみ、途中で鼻筋が下方向に折れ曲がり、段ができている鼻。西洋人に多い形です。
ギリシャ鼻
直線的な鼻筋が、額からそのままつながっている、凹凸のない鼻。古代ギリシャでは理想的な鼻の形とされてきましたが、現代の西洋人にはあまり見られないようです。
ローマ鼻
目頭の辺りの鼻筋がくぼみ、その下は直線的な鼻。「鼻筋が通っている」と言われる鼻で、西洋人や日本人の一部に見られます。
ユダヤ鼻
鼻先が下方向に垂れたようになっている鼻。「鼻が長い」という印象を与える形です。
鼻の形はこのように分けることができます。一般的に「理想の鼻」と言われるのは、西洋人に多く見られるローマ鼻です。だからと言って、西洋人のように、目頭のあたりをくぼませて、鼻筋をスッとさせれば良いのかというと、そういうわけではありません。逆にいくら鼻がローマ鼻でも、顔の他のパーツとの相性が悪く、コンプレックスを持っている人もいるかもしれません。あくまでも、鼻は顔の中の1パーツ。美しいかどうかというのは、鼻の形だけではなく、顔全体のバランスで美しさは決まります。
理想的な鼻の高さとは?
いくら「顔の印象は鼻だけでは決まらない」とは言っても、やっぱり気になる鼻。鼻の形ではなく、カッコイイ鼻の決め手となるのは、その高さ。鼻の高さは具体的にどのぐらいあると「美しい鼻」と思われるのでしょうか?
理想的な鼻の高さは、具体的な「○cm」という数値で表現するのは難しいと言えます。それは、顔全体の造りが人それぞれ違い、他のパーツとのバランスが重要だからです。「鼻が低いから、鼻先だけ高くしよう!」と思っている人はちょっと待ってください!確かに整形手術などで鼻先を高くすることはできますが、横から見たシルエットや、顔全体のバランスを考えないと、とてつもなく違和感のある残念な鼻に。
横から見た鼻のシルエットを決定づけるのは「Eライン」です。Eラインとは、鼻先から顎先の2点を結んでできるラインです。このラインが真っ直ぐキレイな直線で結べる程度の鼻の高さがあると、基本的には美しく高く見えます。そして、鼻先と唇を結ぶラインは、男性では90度、女性では110度だと、美しい鼻度がアップします。そして鼻の高さの理想は、鼻の長さの約1/3とも言われています。
それでも鼻が低く感じてしまう人は
Eラインはキレイなのに、それでも鼻が低く感じてしまう人がいると思います。それは下記に挙げる部分のせいかもしれません。
目頭から鼻の付け根までの高さが低い
一般的な鼻美人は、約10mm
鼻の付け根部分のくぼみが大きい
一般的な鼻美人は、約4mm以下
小鼻の付け根から鼻先までの高さが低い
一般的な鼻美人は、約30mm
鼻の下から鼻先までの高さが低い
一般的な鼻美人は、約15mm
これらの数値から大幅にズレてしまうと、いくらEラインがキレイでも、自分の鼻の高さに満足できないことも。しかし、これはあくまでも参考値。鼻以外の顔のパーツのバランスによっては、これらの数値に近くなくても美しく見える鼻はいくらでもありますし、また、その逆もあります。
あなたの鼻はいかがでしたか?横顔を鏡で確認するのが難しい場合は、携帯などで写真を撮って確認してみると良いでしょう。
鼻の悩みは色々と尽きないと思いますが、鼻はメイクなど、自分の力で治すのが難しい部位。自分の鼻に大きなコンプレックスを抱えている人、すぐに悩みを解消したい人は、美容専門のクリニックで相談してみると良いでしょう。