今回は東京エリアで眼瞼下垂の施術を受けたい方、もしくは受けようか悩まれている方への参考情報として、施術を行っているクリニックをいくつかご紹介したいと思います。

まずは眼瞼下垂について簡単にご説明しておきましょう。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋肉が弱くなり、目を開いたときに上まぶたが黒目の上方が少し隠れる高さより下がっているため、目がしっかり開かない状態をいいます。目の周りが腫れぼったくなり見た目の印象が悪いだけでなく、視野が狭く感じられたり、上方が見えにくいためにあごを上げて物を見るようになり、慢性的な肩凝りや頭痛に悩む方も多いようです。

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂の原因としては、先天性と後天性の2つに大きく分けられています。

先天性は生まれたばかりの赤ちゃんの頃からみられるもので、生まれつきまぶたを上げる筋肉の働きが不良なことが原因です。そのため成長期の視力発達にも大きな影響を及ぼすこともあり、一般的には3歳を過ぎた頃に手術で治療を行うことが多いようです。

これに対して後天性の眼瞼下垂は加齢や目の酷使、疲労などが主な原因と考えられています。他に神経麻痺や外傷性のものが原因で眼瞼下垂になる方もいます。

眼瞼下垂の施術方法

基本的な施術の方法としては、切開して上まぶたを上げる筋肉を縫い縮める方法が多く行われていますが、最近では切らずに糸で留めるだけの施術も行われています。
具体的には「挙筋前転術(腱膜前転術)」、「挙筋短縮術」、「眼窩隔膜反転術」の切開を行う3つの施術法と、軽度の眼瞼下垂の場合は切開を行わずに糸で留めるだけの方法の計4種類があります。

■挙筋前転術(腱膜前転術)
ゆるんだり伸びたりして瞼板から離れてしまった挙筋腱膜を元の位置に縫い付ける方法です。二重まぶたのしわに沿って、皮膚を切開して行います。

■挙筋短縮術
伸びきってしまった眼瞼挙筋を切って短くする方法です。眼瞼挙筋自体ではなく、その先にある挙筋腱膜を切り取ることもあります。手術の際にまぶた内部の筋肉を傷つけてしまったり、手術後に目が閉じにくい場合に修正しにくかったりといったリスクがあるため、挙筋前転術での改善が見込めない重度の眼瞼下垂にのみ行われます。

■眼窩隔膜反転術
挙筋前転術では腱膜を瞼板に固定するのに対し、こちらは腱膜と繋がっている眼窩隔膜という膜を切開して反転し瞼板に固定する方法です。

■切らずに糸で留める方法
軽度~中等度の眼瞼下垂で、皮膚の弛みを取る必要の無い方に向いた方法で、正常な開きの瞼を更に大きく開く事も可能です。切開を行う上記3つに比べて、術後のダウンタイムなどが少ないことが特徴といえます。

それでは東京で眼瞼下垂の治療が行えるクリニックをご紹介します。

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