11月28日から、望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」の試験販売が始まりました。
現在はまだ薬局等で適正に販売できるのかを調査する意味合いでの試験的な販売となり、全国で145の薬局のみで試験販売が開始されています。
>緊急避妊薬の試験販売 きょうから開始 全国145の薬局で(NHKニュース)
販売価格は7,000〜9,000円程度とされており、現在購入できるのは今回の販売調査に同意した16歳以上の人で、16歳以上18歳未満の人は保護者の同意が必要となります。
現在、緊急避妊薬を試験販売している全国145件の薬局は下記リンクより調べることができます。
>https://www.pharmacy-ec-trial.jp/pharmacy/
■緊急避妊薬とは
避妊をせずに性交を行った場合や性暴力などによる意図しない妊娠を防ぐための薬で、アフターピルとも呼ばれます。
性交後48時間までに緊急避妊薬を服用すれば約80%、72時間以内の服用であれば約60%の妊娠阻止率があるとされています。早く服用すればそれだけ妊娠阻止の確率が上がるので、早めの服用が重要です。
緊急避妊薬の効果としては、緊急避妊薬に含まれる黄体ホルモンが排卵を抑制し、受精卵を作らせないようにします。それにより排卵日前後の性行為で避妊しなかった場合でも妊娠を防ぐことが可能となります。
今回の試験販売は2024年3月末で終了予定とされていますが、状況によっては延長・継続となるようです。